機能(カタログより)
〇音場型と音圧型
通常の測定では、マイクロホンを設置することにより、高い周波数で測定点の音圧に影響を与えてしまいます。この影響を予め考慮して周波数特性を平坦にするように設計されたものが音場型マイクロホンです。一般的な測定に使用されます。
これに対して、まわりの音場に与える影響を考慮せず振動膜面上に生じた音圧に対して、平坦な周波数特性を持つように設計されたものが音圧型マイクロホンです。残響室内での測定やカプラを用いた測定に使用されます。
〇計測用マイクロホンの動作原理
一般の計測用マイクロホンは、音圧によって振動する振動膜と、これに数十ミクロンの距離をおいて平行に抵抗する固定電極(背極)で構成される静電型のコンデンサマイクロホンです。コンデンサマイクロホンは、音圧による振動膜と背極の間の静電容量の変化を検知するために、直流バイアス電圧(一般に200V)を加えて使用します。
直流バイアス電圧を加える代わりに、背極表面に帯電した薄膜を形成したものをエレクトレットマイクロホンと呼び、騒音計などに広く利用されています。
仕様(カタログより)
・口径:1/4インチ
・周波数レスポンス:音場
・測定周波数範囲(Hz):20から100000Hz
・バイアス電圧:0V
・感度レベル(dB re 1 V/Pa):-48
・静電容量:4pF
・最大入力音圧レベル(直線性誤差±0.3dB):164dB
・自己雑音レベル:45dB
・温度係数(dB/C):±0.7dB以内(at 250Hz)
・振動膜:チタン
・大きさ:φ7.0×10.0mm
※詳しくは、お問合せください。
RION リオン
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