ニオイセンサ特集
![]() このページでは「ニオイ」の基本的な説明から「ニオイセンサ」のご紹介をしていきます。ニオイセンサとは、臭気物質を検出するためのセンサーです。 臭気物質は、揮発性の高い物質が多く、鼻では検出できないものも多くあります。ニオイセンサは、これらの臭気物質を検出し、濃度を測定することができます。 ニオイセンサは、主に以下の3種類に分類されます。 ・電気化学式ニオイセンサ ・半導体式ニオイセンサ ・表面プラズモン共鳴式ニオイセンサ 電気化学式ニオイセンサは、臭気物質と反応して電気信号を発生するセンサーです。 半導体式ニオイセンサは、臭気物質によって電気抵抗が変化するセンサーです。 表面プラズモン共鳴式ニオイセンサは、臭気物質によって表面プラズモンの共振周波数が変化するセンサーです。 ニオイセンサは、様々なシーンで使用される可能性があります。以下にいくつかの例を挙げてみます。 ・環境モニタリング: ニオイセンサは、環境中の異常な臭いを検知するために使用されることがあります。例えば、産業施設や廃棄物処理場などで発生する有害ガスや異臭を監視するために使用されることがあります。ニオイセンサは早期警告システムの一部として、環境汚染や有害物質の漏洩を検知し、適切な対策を講じるのに役立ちます。 ・品質管理: 食品や飲料業界では、製品の品質管理にニオイセンサが活用されることがあります。例えば、食品の鮮度や腐敗の程度を検知するために使用されることがあります。また、ワインやコーヒーの品質評価にもニオイセンサが使用されることがあります。 ・医療診断: ニオイセンサは、特定の疾患や病気の診断にも使用されることがあります。例えば、がんや感染症の早期検出にニオイセンサが応用される研究が進んでいます。人間の体臭や呼気中の揮発性有機化合物の変化を検知することで、病気の存在を判定することができます。 ・インドアモニタリング: ニオイセンサは、室内空間の品質や快適性を監視するために使用されることもあります。例えば、建物内の換気状態や室内の臭気を定量化し、快適な環境を維持するために活用されることがあります。 これらは一部の例であり、ニオイセンサは他の様々なシーンでも活用されています。技術の進歩により、より高感度で信頼性のあるニオイセンサが開発され、さまざまな分野での利用が期待されています。 1、ニオイとは・公害対策基本法においては、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭を公害としており,これらを総称して典型7公害という呼び名があります。・そのひとつである悪臭は、騒音・振動と同様に感覚公害とも言われており、人の健康に直接害があるというよりは、感覚的、心理的に日常生活環境を損なうことが問題と言えます。 ・ニオイの多くは様々な成分が合わさった複合体であり、単位がありません。 ・ニオイの表現には、人が快感を感じていることを表す「匂い」「香り」や、不快感を表す「臭い」「悪臭」など色々です。 人間の感覚量(ニオイを感じる強さ)は刺激量(においのある物質の濃度)の対数に比例するという「ウェーバーフェヒナーの法則」という法則がありますが、これはニオイについてもあてはまります。悪臭という問題にとって重要となる特性です。 2、嗅覚のメカニズム・鼻から入ったニオイ分子は、鼻腔内の嗅粘膜になる粘液に溶け込んで嗅細胞が電気信号を発生します。・その信号が大脳に伝達されることでニオイの感覚は起きるといわれています。 ・犬の嗅細胞の数は、人間の10万倍といわれています。 3、ニオイの測定(評価)方法・「ニオイ」は使う場面によって、表す言葉が「匂い」や「香り」、「薫り」、「臭い」などと変わります。それほど多種多様な特徴を持つニオイを単一の評価尺度で表すことは難しく、実際ニオイには世界共通の単位というものは存在しません。・よって、ニオイを測定する方法は、大きくはふたつに分けられます。ひとつはガスクロマトグラフィ分光光度計などの機器を用いて測定する「成分濃度表示法」で、もうひとつは人間の嗅覚によりニオイの強さ及び快・不快度を表現する「嗅覚測定法(臭気官能試験法)」です。
6、臭気濃度表示法・「臭気濃度」は、臭気がどれほど広がっているかを表す尺度で、「無臭の清浄な空気で希釈したとき、無臭に至るまでに要した希釈倍数」と定義されています。たとえばあるニオイの臭気濃度が100であれば、その臭気を無臭の清浄な空気で100倍に希釈した時に、においが消え無臭になることを意味します。・人間の嗅覚の感覚に近い対応を示す尺度として臭気指数があります。これは臭気濃度の常用対数を10倍した値で表すという尺度です。臭気濃度(臭気指数)の測定には、三点比較式臭袋法が臭気判定士によって用いられています。 臭気指数=10×log臭気濃度
7、ニオイセンサとは・ニオイセンサーとは、「目に見えないニオイ」を数値化して表すことができます。 数値は「レベル表示」、「臭気指数」で表わすことができます。8、ニオイセンサの表示臭いの強さを数字で表示します。この数値は、たとえば「トイレ」の臭いの強さを測りたいのであれば、まず「玄関」の臭い(無臭の場所)を計ります。この臭いが基準値になります。つぎに「トイレ」の臭いを計測し、「玄関」で計測した数値(基準値)にどれくらい差があるかを比較して確認します。・単一臭気であれば、その濃度を%やppmといった単位で表せますが、様々なにおいが混ざり合ったもの(複合臭)を測定したい場合はこうした単位で表示することができません。 9、ニオイセンサでできること・ニオイセンサの使用方法は大きく分けて2つあり、一つは品質管理や製品管理などの場面で相対的にニオイの強弱を判定する「相対比較」、もう一つは工場周辺の環境管理や脱臭装置の性能を測る時などに使用する「臭気指数測定(計測)」です。
10、ニオイセンサのメリット・ニオイの強弱をリアルタイムに測定できる「レベル値」と 嗅覚測定の「臭気指数[相当値]」の2種類の測定ができます。・嗅覚のように順応や慣れが起こらないので、リアルタイムで測定が可能です。さらに経時的なニオイの変化も測定可能です。また、嗅覚測定の臭気指数に相当する臭気指数[相当値]が表示可能です。 ・人体に有害な悪臭も人に代わって測定が可能です。 ・嗅覚測定法と違って人が嗅ぐことなく測定することが可能です。 11、ニオイセンサではできない事ニオイの種類の識別は不可 ニオイセンサで良いニオイとくさいニオイの違いや、ニオイの種類を識別することはできません。ニオイの質が明らかに違っているにも関わらず、得られる数値がまったく同じになるということがあります。ガス検知器とは違う 特定の有毒ガスや可燃性ガスの濃度を測定したり、ガス漏れを発見することはできません。検知原理的には少し似ていますが、ガス検知器とは違います。 これらのニオイは測定不可 以下のニオイは、センサに悪影響を与え破損させてしまう場合がありますので測定はできません。
|
ニオイセンサ特集の一覧の中で、よく見て頂いているキーワードはニオイセンサ特集のご推奨機材を紹介いたします。
| コード | 機材名称 型番 | メーカー名 | 販売価格 | -->お問合せ |
|---|---|---|---|---|
| me0107 | においセンサ XP329IIIR | 新コスモス電機 COSMOS | お問合せ下さい | ![]() |
| me0105 | ニオイセンサmini XP-329m | 新コスモス電機 COSMOS | お問合せ下さい | ![]() |
※オプション機材につきましては、「在庫お問合せ」よりお問合せくたさい。
※オプション機材につきましては、「在庫お問合せ」よりお問合せくたさい。
※オプション機材につきましては、「在庫お問合せ」よりお問合せくたさい。
| コード | 機材名称 型番/メーカー名 | お問合せ 販売価格 |
|---|---|---|
| me0107 | においセンサXP329IIIR | ![]() |
| 新コスモス電機 COSMOS | ||
| me0105 | ニオイセンサminiXP-329m | ![]() |
| 新コスモス電機 COSMOS |















